捻挫なび

足首の捻挫の腫れ症状の治療法・予防方法、足首捻挫のテーピング方法を初心者向きにわかりやすく解説しております。

内反捻挫とは?

 内反捻挫とは、足関節を内側に捻ることによって発症する足首関節の捻挫のことを言います。

 足首捻挫の大半は、この内反捻挫を発症するケースが多く、発症後はくるぶしの外側に内出血による腫れが確認されます。

足関節の靭帯・骨格図

 内反捻挫によって足首のくるぶし側が腫れてくる原因は、足関節を構成している靭帯組織の中でも
●前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)
 と呼ばれる靭帯に部分的な断裂症状を発症しているケースが多いことが原因にあります。

 内反捻挫は、捻挫発症後の応急処置が
●素早く
●適切に
 行われた場合、数日程度で競技に復帰できるケースが多い捻挫でもあります。

 対して外反捻挫のケースでは、治療がやや困難になるケースが多くあります。

内反捻挫の特徴と注意点について

 内反捻挫の特徴と注意点について解説します。

 内反捻挫は、外反捻挫と比較すると、競技までの復帰に時間があまりかからないケースも多く
●重度の捻挫
 になりにくい傾向をもつ捻挫です。

 しかし、足関節の構造上、内反捻挫は発症しやすい傾向にあることから
●捻挫がくせになってしまう
 という特徴も持っております。

 足関節の捻挫を繰り返すと、足関節を支えている靭帯組織が弱くなり、
●更に捻挫を繰り返しやすくなる
 という悪循環に陥るケースも多くあります。

内反捻挫の特徴

 ですから、捻挫の治療は、しっかり行い、毎回しっかり完全に完治させることが重要となります。

 「自分は頻繁に捻挫を繰り返してしまっているような気がする・・・・」

 このような場合は、一度整形外科の医師の診察を受け足関節の状況をチェックしてもらうことをお勧めします。

 一般的に捻挫の症状をチェックする場合は
●ストレッチ写真
 と呼ばれるレントゲン撮影を行い、関節の状況をレントゲン写真とぐらつきのチェックの双方から確認していきます。

 尚、経験のある方も多いかもしれませんが、捻挫発症後に病院で行うストレッチ写真は、関節を一度ストレッチさせるため、かなりの痛みを伴います。

外反捻挫とは?

 外反捻挫とは、内反捻挫が足関節を内側に捻るのに対して、
●外側に捻る
 ことによって発症する足首関節の捻挫のことを言います。

 足首捻挫の中では、比較的発症するケースが少ないタイプの捻挫であり、発症後は
●くるぶしの内側
 に内出血による腫れが確認されるケースが多くあります。

 外反捻挫は、内反捻挫と比較すると
●より大きな外力
 が加わらなければ発症しにくい捻挫でもある為、外反捻挫を発症した場合は、大半のケースが
●重度の捻挫障害
 となる傾向にあります。

 これは内くるぶし近辺を覆う足関節の固定を行なう「三角靭帯」と呼ばれる靭帯がとても頑丈な靭帯であり、また足関節の構造が外反捻挫を起こしにくい構造となっている為です。

外反捻挫の特徴と注意点について

 外反捻挫の特徴と注意点について解説します。

 外反捻挫は、前項でも解説したとおり、大きな外力が加わることによって発症する捻挫です。

 内反捻挫は、ただ歩いているだけでも、つまづいた際に、軽い捻挫を発症することが実際にあります。

 しかし、外反捻挫の場合は足関節に対して、「つまづいた程度の軽い外力」では捻挫に至ることはまずありません。

 これは足関節の構造上の理由からです。

足関節の図

 足首を構成する関節につながる脛の骨には脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)と呼ばれる骨があります。

 この2つの骨は靭帯を通じて足の踵骨(しょうこつ)や距骨(きょこつ)や舟状骨(せんじょうこつ)と呼ばれる骨に繋がり足関節を構成しております。

 この脛の骨である脛骨の形状は図の赤い丸で示しているように親指側がやや下方に伸びている為、内側へ捻りにくい構造となっているのです。

 また足首の内側にある三角形の形状をしている三本の靭帯は非常に強靭な靭帯組織となっており、断裂がしづらく骨の付着面を剥がしてしまい遊離させることもあります。
※前脛距靭帯(ぜんけいきょじんたい)・脛踵靭帯(けいきょじんたい)・後脛距靭帯(こうけいきょじんたい)の3つを三角靭帯と呼ぶ

 ですから、外反捻挫を発症してしまった場合は、靭帯組織へのダメージも、より大きなダメージを受けている可能性がある事を把握しておく必要があります。

 外反捻挫を発症した場合は、まず応急処置を行います。

 そして応急処置をある程度終えたら、必ず一度医師の診察を受けるようにしましょう。

 最悪のケースでは捻挫とともに骨折を発症している可能性も検討されるので自己判断のみの治療は外反捻挫のケースでは厳禁です。