捻挫なび

足首の捻挫の腫れ症状の治療法・予防方法、足首捻挫のテーピング方法を初心者向きにわかりやすく解説しております。

内出血はなぜ起こるの?

 足首捻挫を発症すると、必ず傷ついた靭帯組織部分に内出血が発生します。

 では、この内出血はなぜおこるのでしょうか?

 実はこの内出血は、人間が生まれながらにしてもっている
●自然治癒力
 の働きによって内出血がおこっているのです。

 ですから内出血が起きるのは正常な反応であり自然治癒力がしっかりと働いている証拠とも言えます。

 捻挫では、靭帯組織が部分的に小さな断裂をおこし靭帯そのものが損傷を受けておりますので、患部には強い炎症反応が発生し損傷部位を修復しようとたくさんの血液が集まります。

 これは炎症反応を確認した血液中に含まれる免疫システムである「白血球」「血小板」が傷口の修復活動を行なうために血液に乗って集合する為です。

 内出血はこのような自然治癒力の働きによって発生している現象である為、仮に患部が大きく腫れあがったとしも過度な心配は必要ありません。

 腫れ上がるのは正常な反応。(但しあまりにも大きく腫れ上がっている場合は足関節の骨折の可能性がある為、必ず病院の診察を受けることが大切。)

内出血の注意点

 捻挫の対処で最も大切なことは、くじいてしまった直後の応急処置がポイントとなります。

内出血の注意点について

 内出血の発生は前項で解説したとおり強い炎症反応に対して患部に血液が流入する「自然治癒力」が働いている証拠です。

 尚、重度の捻挫となると、炎症反応も強く内出血の量も大きくなり、患部に大量の血液が集まります。

 こうして大量に集まった血液は、急速に細胞組織の修復活動を行なうため運動量が大きくなり、たくさんの「酸素」を消費していきます。

 酸素は血液中のヘモグロビンに結びつく形で体循環の過程で各臓器や細胞組織に心臓から送り届けられております。

 大きな内出血が発生すると血液は患部に集中し、患部周辺組織は特に大量の酸素を消費します。そしてこの大量の酸素の消費の問題は実は深刻な問題です。

 これは、患部周辺のまだ傷ついていない元気な細胞組織たちが使うべき酸素までも消費してしまう為です。

 ですから、長時間に渡って内出血が続くと、今度は逆に患部だけでなく患部周囲の元気な細胞までもが死滅しくことになります。

 尚、この炎症反応の広がりを抑制する働きをもつ成分として注目を集めている成分のひとつに「MSM(メチルスルフォニルメタン)」と呼ばれる抗炎症作用をもつ成分があります。

 MSM(メチルスルフォニルメタン)は松や杉などの針葉樹から抽出される天然の「有機硫黄」の一種でたんぱく質やコラーゲンなどの生成に関与する硫黄成分です。

 コラーゲンは網状の構造をしており、網の目をヒアルロン酸が埋める形で存在しますが、MSMはこのコラーゲン生成の促進作用の他、炎症反応をおだやかに抑制する働きをもたらすことが徐々に確認されつつある注目の成分でもあります。

 海外ではMSMを含むサプリメント製品が早期から製品化され、スポーツアスリートの筋肉痛や捻挫などの炎症の緩和にも使用されてきた経緯があります。

 治療の基本はやはりアイシングが基本の治療法となりますが、MSMや後述するグルタミンを含有する栄養補助食品の摂取と平行していくことで現場への早期復帰につながる可能性が高まります。