捻挫なび

足首の捻挫の腫れ症状の治療法・予防方法、足首捻挫のテーピング方法を初心者向きにわかりやすく解説しております。

◆応急処置概要について

⇒足首捻挫治療の9割は応急処置による
⇒足首捻挫の応急処置方法(RICE処置)
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◆足首捻挫治療の9割は応急処置による

 足首捻挫を発症してしまった場合は、何よりもまず「応急処置」を、的確、かつ迅速に行うことが重要です。

 足首捻挫の治療の根本は、9割り以上がこの応急処置の実践により左右されます。

 応急処置が適切になされた場合、復帰までの治療期間は実に大きく短縮されます。

 捻挫を早く治す方法としては、この応急処置の早期実施が何よりの対策となります。

 病院ではギプス固定などで足関節の可動を制限し早期回復を目指しますが、整形外科などに行く前に自分で最低限の処置を行う事がポイントとなるのです。

 尚、早期に完治させたい場合は応急処置後に温熱療法や保存療法などの各種治療法の実践と合わせてグルタミン含有サプリメントなどからグルタミンを摂取し内面からの回復を積極的に図っていく事も重要です。

 グルタミンは筋力トレーニングに励んでいるアスリートであれば「プロテイン」「クレアチン」とともに重要な要素をもつアミノ酸として知られる成分です。これは激しいトレーニング後に枯渇するグルタミンを積極的に補給する事でグルタミン再合成時に発生する筋肉分解を抑制する目的があるためです。
また、グルタミンは外科手術を行った患者の傷口の回復を早める効果があることが確認されており医療の現場でも術後の早期回復を目的として使用されているアミノ酸成分の一種でもあります。
足関節の捻挫は、靭帯組織の部分断裂もしくは完全断裂を伴う障害である為、外科手術同様傷口の早期修復が現場や実践中のスポーツ競技への早期復帰につながります。

◆足首捻挫の応急処置方法(RICE処置)

 足首捻挫の応急処置方法を解説します。

 足関節の捻挫の応急処置は
●RICE処置
を根本に治療を行っていくことになります。

 RICE処置とは、米国発症の応急処置技術で、その頭文字から名称が名づけられております。

【RICE処置】
●Rest = 安静
●Ice = アイシング
●Compression = 圧迫・固定
●Elevation = 挙上

 RICE処置の頭文字の意味は上記の通りです。

 このRICE処置に基づく応急処置は、捻挫に限らず、様々なスポーツ障害の応急処置の基本となります。

【Rest=安静】
応急処置の基本となる安静。
文字通り、捻挫発症後はできる限り患部に負担をかけないことが基本です。
特に応急処置段階では血行の流れが急激に患部に向けて加速する為、歩行などの軽い運動さえも極力避けたいものです。
軽い捻挫の場合は競技を続行するケースもありますが、続行を決断した場合は、100%怪我の完治が遅くなる覚悟をもつことが重要です。
回復が遅れる理由は酸欠による細胞の壊死による問題です。

【Ice=アイシング】
アイシングは順番的に2番目となっていますが、捻挫の応急処置では最重要課題となります。
アイシングの目的は、患部に集まる血流の流れを鈍化させることにあります。
他の3つが仮にできなくてもアイシングは最優先で行います。
アイシングのポイントは何よりも温度です。
熱を最大に奪う温度はゼロ度です。
これ以上でもこれ以下でも効果は半減します。
ゼロ度はちょうど溶けかかっている氷の温度に相当します。
バケツに水を入れ氷をたくさん入れることでゼロ度の状態を容易に作ることができます。
アイシングパックを使用する場合は氷と水が入れられるもので対応し、ゼロ度以下のアイスブロックなどを直接充てることは効果も低く凍傷の危険性もある為避けましょう。
コールドスプレーは捻挫の応急処置に関しては残念ながら効果はないと言っても良いでしょう。

【Compression=圧迫・固定】
圧迫・固定は最後で問題ありません。
病院ではギプス固定を行いますので、自分でできる応急処置は添え木などを使用した固定と大腿部からの血流を抑制するタオルなどを使用した圧迫です。
しかし、血流の抑制は動脈をしっかり確保できること。
また抑制しすぎない事も重要となる為、自分では行わない方が良い処置のひとつとも言えます。

【Elevation=挙上】
挙上のポイントは心臓よりも受傷した患部を高い位置に置くことです。
足首の捻挫の場合は、あおむけで横になり、足をイスなどの上に乗せアイシングパックなどで患部を冷やすと効果的です。
心臓より高い位置に置く理由は重力の問題です。
心臓から拍出される血液は重力の影響を受け、高い位置へ送り込む血流は弱くなることが確認されております。

 例えば体育館などで捻挫を発症してしまった場合の応急処置では、まず患部のアイシングができる環境を整えます。

 具体的にはバケツに水を入れて患部を冷やしたり、アイシングパックに氷を入れて患部を冷やすなどの処置です。

 どれも準備できない場合は水道の蛇口の流水で冷やすだけでも復帰までの期間は変わってきます。

捻挫の治療はRICE処置が基本【画像】

 捻挫の処置ではRICE処置全てを実践できるのがベストではありますが、難しい場合は最悪でも「アイシング」「安静」の2つだけは実践した状態で病院に行くようにしたいものです。