捻挫なび

足首の捻挫の腫れ症状の治療法・予防方法、足首捻挫のテーピング方法を初心者向きにわかりやすく解説しております。

足首捻挫の予防について

 足首捻挫を防ぐことは正直できません。

 これは、足首捻挫が外力によって引き起こされる障害である為です。

 その点から言えば、オーバーユース系の障害とは異なり、発症してしまう事を前提に取り組んでいく必要がある障害と言えます。

 しかし、100%防ぐことは不可能だとしても普段から足首の捻挫を発症しないように予防をしておく事は可能です。

 足首捻挫の予防としては、関節を固定する器具を使用したり、テーピングであらかじめ
●関節の可動範囲に制限をかけておく
 などの方法があります。

 また、シューズなども捻挫の予防対策としてハイカット系のシューズもたくさんの種類が出てきております。

 昔は、バレーボールなどの競技では、ローカットが当たり前で、ハイカットのシューズはほとんど存在しませんでした。

 しかし、ハイカットのシューズは、ローカットに比べ、当然シューズに重みが出てくるので、
●ジャンプ系競技を実践中
 のアスリートには悩みどころでもあるのが現状です。

 シューズが軽い事は疲労の軽減にも繋がり、僅かでも軽いほうがジャンプの高さが求められる競技ではやはり有利でしょう。

 全日本バレーボール選手が使用していた軽量モデルのバレーシューズが爆発的に売れたことがあったようにやはり軽いシューズは魅力です。

 またハイカットシューズの重みが足の早期疲労を招き、逆に捻挫に繋がっている可能性もあるのではないか?という見解もある為、現時点ではシューズによる予防はまだ完全に検証できていない段階にあると言えるでしょう。

テーピングによる予防について

 足首捻挫の予防法として最も行われている対策のひとつが、「テーピング」による捻挫の予防です。

 スポーツテーピングでは、
●応急処置のテーピング
●予防としてのテーピング
 の2種類のテーピング方法が存在します。

【応急処置としてのテーピング】
 応急処置としてのテーピングでは、内出血の発生による「腫れの逃げ場所」を確保しておくことが基本です。

 基本的なテーピングの流れとしては、アンダーラップを巻いた後、
①アンカー
②スターアップ
③ヒールロック
④ホースシュー
⑤フィギュアエイト
⑥ラッピング
 となります。

 最も使用頻度が高いと予想される内反捻挫のテーピング施術に関しては、底屈・背屈動作は制限を加えてはいけません。

 その為、エラスティックテープを使用しテンション(引っ張りながら)を加えながらたるまないようにスターアップを行っていきます。

 使用するテープは厚手のタイプが理想ですが、ハンディーカットタイプの薄手のものでも対応は可能です。

 足関節の捻挫の際に必要なテーピング用具は
●アンダーラップ
●ホワイトテーピング
●エラスティックテープ(ラッピング用)
 などがあると便利ですが、アンダーラップは最悪使用しなくてもテーピングは可能です。

【予防としてのテーピング】
 対して予防としてのテーピングでは、足関節をがっちり固定し、
●関節の可動範囲
 に制限を加えるテーピングを施します。

 テーピングの効果は、靭帯組織を人工的に作り出す効果が期待されます。

 ですから、捻挫の予防としてのテーピング効果は比較的大きな効果が期待できます。

 制限を加える可動域は内反捻挫、外反捻挫と捻挫の種類によってテンションを加える方向を変えていくのが基本です。

 内反捻挫の場合のポイントはスターアップを足の内側の脛骨側からスタートし、足裏を通じて腓骨(足の脛の外側)に向けて引っ張りながら貼っていく点がポイントです。

 逆に外反捻挫の場合は腓骨側からテーピングを始めます。

 捻挫を発症後1~2日間の間にテーピングを実施する場合は、まだ内出血が続く可能性がある為、ホースシューの長さを調整し脛の前面部分などに腫れの逃げ場を確保しておくと良いでしょう。